思いがけない旧友との再会

普段あまり使わないスマホのメッセンジャーアプリに未読バッジが表示されていたので、アプリを開いてみると

高校の同級生からだった。

忘れてはいなかったけど、そういえば高校を卒業してから一度も会った事がなかったなぁ。

「本人だったら必ず返事頂戴」と言うので返事をしたら、すぐにリプライが来た。

「久しぶり!なんか顔は違うじゃん!」

学生時代、こんな口調だったっけ?と言うよりも、SNSって凄いな、と言うのが正直な印象。

今時、こんな再会の仕方もあるだなぁ、と。

そういえばインターネット創成期は、元カノの名前なんかを検索バーに入れてたな、とも思った。

「久しぶり早々、嫌な話なんだけど」

なんだ、もしかして何かの勧誘か?これも正直な感想。

「昨年、同期の○○とXX、1つ下の△△が亡くなった」

え?

マジ?

○○って、元カノじゃんか…

正直、手が震えた。

西野カナ休養よりも震えた。

現役で第一志望の大学に行って、俺よりもカッコイイ彼氏が出来て

1発で国家試験に合格して、希望の職種に就いて。

俺は浪人して、それでも第一志望の大学には行けなくて。

就職も氷河期でなんとか入社した会社にしがみ付いて

口癖が「やってられねぇよ」になったのに。

数年前からガンを患っていたのか。

よく考えれば俺が大学合格後、復縁を申し込んで断られた電話が最後の会話だったな。

彼女の記憶に、俺は残っているのかな。

わからないけど、

R.I.P.